CASE
中小企業のAI事例・実績
介護事業(訪問介護・通所介護)|AI活用例:介護記録と申し送りの作成負担を減らす
AI活用例・導入モデル
本ページは、介護事業(訪問介護・通所介護)での導入を想定した活用モデルです。特定企業への支援実績や、達成済みの成果を示すものではありません。
介護記録と申し送りの作成負担を減らす
訪問や介助の後に記録をまとめて入力すると、書き漏れの確認や申し送りに負担がかかります。この活用例では、必要な情報を短いメモで残し、職員が確認できる記録の下書きへ整える方法を紹介します。
活用モデルの概要
現場で想定される課題
- 記録の入力が後回しになり、業務終了時にまとめて作成する負担がある。
- 自由記述の表現がそろわず、前回からの変化や未対応事項を探しにくい。
- 担当者の交代時に、継続して確認する事項が十分に引き継がれない。
活用する情報・準備するもの
- 業務上必要な事項を記録した職員の音声・テキストメモ
- 施設や事業所で使用する記録様式
- 日時・対象・対応内容・引き継ぎ事項などの必須項目
- 記録の確認者と、利用する情報の取扱いルール
導入モデル|業務へ組み込む流れ
STEP 1
情報をそろえる
STEP 2
AIで整理する
STEP 3
担当者が確認する
STEP 4
運用して見直す
1.記録項目と取扱いを決める
何を記録するか、誰が確認するか、利用するサービスへどの情報を入力してよいかを事業所で決めます。必要以上の個人情報を入力しない構成にします。
2.音声・メモを記録の下書きへ整える
業務後のメモを文字に起こし、決まった様式へ整理します。発言していない事実や観察結果をAIが補わないよう、不明箇所は確認待ちにします。
3.申し送りと未対応事項を抽出する
次の担当者へ伝える内容、担当者が確認すべき項目、対応待ちの事項を分けて表示します。要約だけで元の記録を置き換えず、参照できるようにします。
4.職員が確認して記録を確定する
担当職員が事実関係と表現を確認し、所定の記録へ反映します。ケア方針や緊急性の判断は専門職が行い、記録支援と区別します。
現場で使い続けるための運用
日々の記録確認を担当する人を決め、修正が多い表現や必要項目の不足を見直します。申し送り一覧は確認済み・未対応を更新し、要約を作って終わりにしない運用を整えます。
アスタでは、対象業務の整理から、入力・確認の手順づくり、担当者への説明、試行後の見直しまでを一緒に進める支援を想定しています。利用するデータと現場の体制を確認し、一つの業務から検討します。
導入後に確認する指標
以下は、効果を確かめる際の確認項目です。削減率や売上増などの達成値ではありません。導入前後で対象業務と計測条件をそろえ、作成だけでなく確認・修正にかかる時間も含めて比較します。
- 記録の下書き作成と確認にかかった時間
- 必須項目の書き漏れと、確認時の修正件数
- 申し送り事項の確認状況と、未対応の残件数
この業種で広げられるAI活用
- 職員向けの業務手順・記録方法のQ&A
- 会議記録から決定事項と担当者を整理
- 事業所内のマニュアル更新や研修資料の作成補助
よくある質問
AIが利用者の状態やケア方針を判断しますか?
このモデルは記録と引き継ぎの支援です。状態の評価、ケア方針、緊急性の判断は職員や専門職が行います。
記録をそのまま外部のAIへ入力しますか?
利用するサービス、契約、権限、入力可能な情報を事業所で確認してから範囲を決めます。必要な項目に絞り、架空・匿名化したデータで先に試す進め方もあります。
自社の業務に合う進め方を相談する
「介護記録と申し送りの作成負担を減らす」というテーマが自社に合うか、現場の業務と資料を確認するところからご相談いただけます。中小企業AI業務改善では、導入方法の検討から、現場で使える手順と運用の整備まで支援します。継続的な推進体制はAI推進部代行もご覧ください。
掲載画像は業種のイメージで、特定の支援先や実際の導入現場を写したものではありません。Photo: Junseong Lee / Unsplash
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