CASE
中小企業のAI事例・実績
不動産賃貸仲介業|AIチャットボットで電話問い合わせを60%削減
繁忙期には空室確認や内見予約の電話が集中し、営業担当者が来店中のお客様への提案に集中できませんでした。営業時間外の問い合わせにも対応できず、見込み顧客を取りこぼす可能性がありました。
アスタは、空室データベースと過去の問い合わせ内容、内見枠を整理し、WebサイトとLINEで24時間対応するAIチャットボットを構築しました。条件検索から内見予約まで自動化し、複雑な相談は担当者へ引き継ぐことで、電話問い合わせを60%削減し、Web経由の内見予約を前年比1.3倍に増やしました。
この事例のポイント
- 空室検索・条件検索・内見予約を24時間受付
- 複雑な相談やクレームは担当者へ引き継ぎ
- 電話60%削減とWeb内見予約1.3倍を両立
クライアント概要
抱えていた課題|定型問い合わせが、提案の時間を奪っていた
AI導入前に確認したのは、表面上の作業時間だけではありません。判断がどこに集中し、現場や顧客、経営へどのような影響が広がっているかを整理しました。
繁忙期の電話が営業担当者へ集中していた
空室の有無や内見可能時間など、確認すれば答えられる問い合わせでも電話対応が必要でした。件数が増えると、来店中のお客様を待たせたり、提案の途中で対応を中断したりする状況が生まれていました。
営業時間外の問い合わせを受けられなかった
物件を探す人が問い合わせる時間は営業時間内とは限りません。翌営業日の折り返しでは、すでに別の会社へ相談している可能性があり、初動の遅れが機会損失につながっていました。
すべてを自動回答するのも現実的ではなかった
条件検索や予約は定型化できますが、事情を伴う相談やクレームには担当者の判断が必要です。求められたのは、自動対応と有人対応の境界を明確にし、相談を途切れさせないことでした。
アスタの支援内容|データと現場運用を一つの流れにする
アスタは、AIツールを入れることだけを目的にせず、現在の業務、利用できるデータ、導入後に人が確認する範囲を整理しました。そのうえで、AIの出力が日々の具体的な行動へつながるよう、次の流れで仕組みと運用を整えています。
1.問い合わせ内容を分類
過去の問い合わせを確認し、空室確認、条件検索、内見予約など自動対応できる内容と、担当者判断が必要な内容に分けました。
本事例では、次の情報を判断材料として整理しました。
- 物件ごとの空室データベース
- 過去の問い合わせと回答パターン
- 内見可能な日時・担当者の予定
2.物件・予約データを接続
チャット上の質問へ最新情報で答えられるよう、空室データベースと内見スケジュールを連携しました。回答の参照先を明確にし、古い情報を案内しない運用を整えています。
3.Web・LINEで24時間一次対応
希望条件を会話形式で確認し、候補物件の検索や内見予約を受け付けます。営業時間外でも、お客様が検討しているタイミングで次の行動へ進めます。
4.複雑な相談は担当者へ引き継ぎ
チャットボットで完結させる範囲を限定し、個別事情のある相談やクレームは担当者へ引き継ぎます。会話内容も共有し、同じ説明を繰り返させない流れにしました。

得られた成果|電話問い合わせ60%削減、Web内見予約1.3倍
電話問い合わせ
60%削減
Web内見予約
前年比1.3倍
対応時間
24時間
空室確認や内見予約をチャットで完結できるようになり、電話問い合わせは60%減少しました。一方、営業時間外も内見予約を受け付けられるため、Web経由の予約件数は前年比1.3倍へ増えています。
営業担当者は、来店中のお客様へのヒアリングと提案へ集中できるようになりました。問い合わせ件数を減らすことではなく、定型対応を仕組みに移し、人が向き合うべき相談へ時間を配分したことが成果につながっています。
ご担当者様の声
「電話が鳴りやまないストレスがなくなり、目の前のお客様に集中できるようになった。営業時間外の予約が自動で入るのも非常に助かっている。」
不動産賃貸仲介業で検討できるAI活用テーマ
賃貸仲介では、集客、問い合わせ、物件提案、内見、契約、入居後対応まで情報が連続します。顧客情報と物件情報の取り扱いルールを整え、担当者が確認できる範囲で活用することが重要です。

アスタは特定のAIツールを導入することから始めず、経営課題と現場業務を確認し、効果を見込めるテーマを整理します。小さく試したうえで、データ、確認手順、担当者の役割まで整え、現場で使われる状態へ伴走します。
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